読了した本の感想 NO8

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そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

2019年に本屋大賞を受賞した作品
2021年に映画化されて、そちらを見てあまりに良かったので読了しました

3回苗字が変わるという人生を生きてきた優子
現在の父親はちょっと変わり者の「森宮さん」

実の母は早くに亡くなり、実の父が連れてきた梨花さんは自由人なのだけれども、優子の事は大切にし、優子のためを思って、父親を変えてきた

3回も父親が変わる、その事柄だけを聞くと、なんだか不幸な感じがするのだけれども、血のつながりなど、ものともしないで優子はもとより、梨花さんの事も、誰よりも愛してくれている人たちばかりだ

だから優子も自分では自覚はしていないが、ちょっと変だけれども、素直にまっすぐ育っている
やっぱり愛されているっていうのは何よりも強い
全く不幸ではない

それは血のつながった両親に愛されて育つのが1番良いとは思うけれども、愛がない場合、血のつながりなど関係なく愛がある方が良い

森宮さんもかなり変だけど、優子のことを何よりも最優先に考えて幸せを願っている
映画では田中圭さんが、森宮さんなんですけど、イメージがぴったりすぎて笑えてしまう

「まぁ、俺、頭はいいから、路頭には迷わないけれど、でも、人生はきっともっとつまらなかった。よかった。優子ちゃんがやってきてくれて」

そして、バトンは渡された 本文より引用

森宮さんの言葉なんだけれども、この言葉が、幸せすぎて、本当に泣けた
こんな人、父親でも恋人でも旦那でも何でもいいからそばにいて欲しい

優子が、ちょと、浮世離れした彼氏を連れてきて、その人との結婚を反対する森宮さんが、再び泣けた
そして、梨花さんの秘密も知るとますます号泣必至

原作も映画もどちらもオススメです

それでは、このへんで(‘ω’)ノ

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